エンジニアにはさらに細かな業種の区別があり、セキュリティエンジニアもその一種です。
セキュリティエンジニアはその名前の通り、ネットワーク環境、サーバーなどのセキュリティを保守・管理し、安全な環境を維持することが主業務となります。
社内ネットワークのような限定的な環境であればまだしも、一般ネットワークに接続されたサーバーであれば、それだけサイバー攻撃のリスクも高まります。
様々な企業において、顧客情報や企業秘密の漏洩に多大な損害を被ったというような事件がニュースになることも珍しくないこの時代に、安心かつ安全なネットワーク環境を構築することは必要不可欠なのです。
特に、新型コロナウイルスの蔓延によって、一般家庭のIT化も急速に拡大しました。
その速さにセキュリティの対策が間に合っておらず、予期せぬトラブルや事件の原因になってしまっているケースもあります。
そうならないようにあらかじめセキュリティを構築するセキュリティエンジニアは、まさにIT業界の大黒柱と言えるでしょう。
そんなセキュリティエンジニアになるためには、どのようなスキルが求められるのでしょうか。
まず、基本のプログラミングスキル、ITの知識は必ず備えておく必要があるでしょう。
基本的には担当するシステムで使用する技術に合わせたスキルを身につけておく必要があります。
たとえばWebアプリケーションなら、PHPやC言語、JavaScriptなどが求められることが多いでしょう。
もちろん、エンジニアは基本的にチームワークとなりますので、ビジネススキルやコミュニケーション力も必要です。
その上で、セキュリティエンジニアは問題を解決するだけでなく、想定しうる問題が起こる前に予防することが求められます。
そのためには多角的な視点を持って、どのような攻撃にも対処しうるセキュリティを構築することが必要なのです。